B1iを活用し、SAPをビジネスに統合する
Systems Applications and Products (SAP) ソフトウェアを業務に統合することで、子会社や本社を問わず、効率性と生産性を大幅に向上させることができます。
デジタル化とグローバル化によって、多くの組織はさまざまな事業体を加速度的に統合しようとしています。そんな中で、SAPシステムにロードする必要があるデータは、外部システムから受信することが多いのではないでしょうか。
SAP Business OneのようなSAP ERPは、子会社の買収時に統合の必要がある企業や、既存のサプライヤー、政府機関、海運会社、もしくは第三者事業体のような他の事業と情報を共有する必要がある企業に対して、データ変換のさまざまな可能性をもたらし、統合と調整を支援するソフトウェアフレームワークを提供します。
SAP Business Oneを外部エンティティに接続する場合、送受信されるデータを異なる関係者が期待するフォーマットやコンテンツと互換性を持たせる作業が必要になります。
SAP Business OneのためのSAP Integration Framework
SAP Business Oneの統合フレームワークであるB1iは、SAPの製品として、データおよびプロセスの相互接続を効果的に行うためのソリューションです。
- SAP Business Oneのコア機能を変革
- SAP Business Oneと他のアプリケーションをサポート
- 子会社、支社、ビジネスネットワークを接続
SAP統合フレームワークの目的は、ビジネスがやり取りの必要のあるソフトウェアアプリケーションへのデータマッピングとデータ交換を提供することです。これは、送信側システムと受信側システム、データとその値のマッピング、どのデータが変換および交換されるか、指定された時間間隔やデータ交換をいつ行うべきかのプロンプトなどの定義が提供されることを意味します。
データ交換のためのすべての定義は、シナリオとして知られるオブジェクトまたはフォームに統合フレームワーク内に保存されます。
SAP Integration Frameworkの使用例:
ビジネスアプリケーション統合シナリオ
SAP Business Oneと統合:
- SAP Customer Checkout (POSソリューション)
- SAP Ariba (マーケットプレイス)
- SAP Hybris (CRMセールス機能の拡張)
ビジネス拡張統合シナリオ
- モバイル
- 見積依頼
- ダッシュボード
国別統合シナリオ
- ドイツ向け給与人事
- メキシコ向け電子請求書
- ブラジル向けNota Fiscal Electrônica
- ポルトガル向け文書承認
- チェコ向け販売に関する電子証拠
子会社の統合シナリオ
SAP ECC / SAP BW /SAP S/4HANA Cloud Public Edition 、オンプレミスおよび SAP Business One を実行している本社を統合するシナリオ。
- マスターデータの配布 (アイテム&ビジネスパートナー)
- インターカンパニー間の購買
- 売上分析*のための管理レポート
- 流動性予測*
- 社内キャッシュ*
- データ配布のカスタマイズ*
* SAP ECC / SAP BW を実行している本社にのみ関連する
B1iを技術の面から紐解く
B1iはSAPのミドルウェアであり、SAPエコシステム内のさまざまなデータソースとデスティネーションを接続し、いくつかのデータ変換機能を提供する統合フレームワークソリューションです。
SAP統合フレームワークは、統合シナリオを開発・実行するための統合・コラボレーションサーバーです。
シナリオパッケージは、すべての必要なデータを含むさまざまなシナリオステップで構成されています。
シナリオステップはこれらのフェーズで構成され、データは内部的にXMLメッセージとして処理されます。
SAP BUSINESS ONEについて
BE ONE SOLUTIONS について
be one solutionsのロールアウトに関する専門知識
SAPをお客様のビジネスに統合するために当社のサービスをご利用いただくと、さまざまなメリットがあります。 グローバル規模でのERPに関する専門知識を持ち、統合のあらゆる段階を通じてお客様をサポートし、支援することができます。
当社ではまず、お客様の事業の範囲とニーズを明確にすることから始めます。 その後、ニーズと要件を分析してお客様に適したテンプレートを設計し、段階的な統合プロセスに従って、ERPが大きな混乱なくシームレスに導入されるようにいたします。