SAPへの柔軟なアプローチで、予期せぬ事態を克服する
HH Global社の事業拡張をどのように実現したのか
HH Global社は、「柔軟性と機敏性を持ち、企業の拡大に合わせてサポートを拡大できるようなシステムの導入パートナーは絶対に必要です」と語ります。
2019年の初め、HH Global社はbe one solutionsを導入パートナーとして選びました。両社のパートナーシップはその後拡大し、導入とサポートのみならず、チームの一員とも言える関係にまでなっています。
HH Global社のビジネスは、2020年末まで大きな成長を遂げ、わずか2、3年で、3億円だった売上高を5億円以上の売上高を誇るビジネスへと推移しました。同社としての次のステップは、大型買収でした。
ロードマップもなく、俊敏に動けるSAPプロバイダーもいない状態で、買収に踏み切るのは、ほとんど不可能な作業です。買収後は、それぞれの新しい子会社からすべてのデータを統合することが必要となります。このプロセスは、効率的なソリューションや、それを適用するためのベストプラクティスのトレーニングがなければ、非常に時間のかかるものになります。実際、全体像を把握するためには、データの流れに一貫性があり、正確かつリアルタイムで入手できなければなりません。
一連の買収を経て、HH Global社は、パンデミックの中2020年10月に内部事業の1つを完成させることができました。2021年春ごろには、Adair International LTD.を買収し、さらに、2021年9月に、関連グループの追加買収を行いました。
売上高を5倍にすることは、ビジネスが正常に機能し、順調に軌道に乗るために必要な大規模な変革を伴います。これは、事業の拡大を図るすべての多国籍企業が継続的に取り組む挑戦です。HH Global社でのプロジェクトでは、これらの課題解決において社内チームとbe one solutionsが2つの柱として連携して作業を行い、SAP のサポートにより常に明確なロードマップとシステムの提供が確実に行われるようになりました。
環境変化における最大の課題は?
HH Global社の最初の問題は、数年前に非積極的なパートナーがいて、適切なシステム導入ができなかったことです。ビジネスを変革し、倉庫管理、在庫評価、管理、財務/管理会計を1つのプラットフォーム、もしくは連携した複数のプラットフォームで実施するには、関係者からの完全な協力体制がないと難しくなります。
4つの企業を同じシステム上で変換し、合理化しながら連結させることを想像してみてください。適切なSAPプロバイダーのサポートがなければ、何年もかかる大規模なプロジェクトになることでしょう。
多国籍企業では、システムを選択した後も追加機能が必要な場合が多くあります。業界固有の要件や、会社の戦略方針によってそのニーズは変わります。be one solutionsでは、ビジネスに合わせてカスタマイズ可能な機能の実装を提供することができるので、その点も頼りにしていただけます。
断絶されたシステムは、問題を引き起こす
バラバラに存在したシステムと財務システムを連携させようとして失敗した話などを耳にしたこともあるでしょう。連携していない情報の点と点を結びつけ、適切なレポートを作成するためには、数え切れないほどの手作業が必要となります。不正確な文書、ファイル生成の失敗、非効率的で反復的な手作業を解消しない限り、グローバルレベルでの問題となりかねません。
be one solutionsでは、18カ国語以上に対応した現地チームが、お客様のタイムゾーンに近い場所で、すぐにサポートできる体制を整えています。
最後に…
HH Global社は、be one solutionsのサポートにより、SAP Business Oneと社内システムとの統合に成功し、それによって複数の買収が支えられました。また、将来起こり得る複数のシステムの変換や改修への対応準備もできています。
データ管理とレポートは、変化する環境の中で、リアルタイムに正しいビジネス上の意思決定を行うための鍵です。SAPの統合に失敗すれば、企業は多額の機会損失を被ることになりかねません。どの製品がお客様のニーズに最適なのか、ぜひbe one solutionsへご相談ください。