be one solutionsはデジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように実現するのか

私たちは、DXが業界を席巻してきたのを実際に目にしてきました。be one solutionsは、世界中で何百ものプロジェクトを展開しており、デジタル化によって企業間の競争が激化し、顧客中心の考え方にシフトしてきているのを体験しています。新しいテクノロジーによってもたらされる変化に対応するためには、手作業による組織運営や管理方法では限界があります。時代の変化とビジネスにおけるテクノロジーの進化に伴い、経営幹部は、競合他社に負けないためにも業務を適応させ、さらにそれぞれの部門の役割を、管理から戦略へとシフトさせる必要があります。

SAP Business Oneのグローバルロールアウトにおけるマーケットリーダーとして、be one solutionsはあらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションの推進を支援いたします。

カスタマイズ可能な単一のERPソリューション内でビジネスを完結させることが、なぜ最良の方法なのか

エンタープライズリソースプランニング(ERP)ツールが利用できるようになる前は、企業の各部門が独自のソリューションを使用していました。例えば、販売では紙で管理、総務および財務では注文用ソフトウェアを使用し、倉庫へは電子メールで連絡…など、実際に経験がある人も多いことでしょう。その後、顧客関係管理(CRM)システムが広まりましたが、それにもいくつか問題がありました。そして登場したのが、ERPです。ERPは、1つの包括的なソリューションにすべての専用ツールをまとめ、あらゆる規模の企業が適切に運営できるようにしました。ERPは基本的に、システムを統合し、生産性を向上させることを目的とした機能を持ちます。ミスのリスクを高めてしまう複数のソフトウェアではなく、単一のソフトウェアで、販売から財務、財務から管理、管理から倉庫、倉庫から顧客へとスムーズに注文が行くように部門をつなぐことができます。be one solutionsは、世界中で何百ものERP導入プロジェクトを実施しており、DXをまさに真ん中で見てきました。そして、デジタル化によって、すべての企業で競争力が増し、顧客中心への変化が促進されていることを実際に目にしています。

SAP Business One (B1) は、企業がビジネス全体を一元管理できるようにする、完全にカスタマイズ可能な ERP アプリケーションです。管理者は、誰が何をしたかを追跡し、すべての情報を閲覧し(設定によって制限の有無あり)、リアルタイムでデータを分析し、意思決定の質を高め、スピードを加速することができます。企業によって、ビジネスがそれぞれ異なることを理解し、B1は柔軟性を念頭に置いて設計されており、従業員は初日から使い始めることができます。また、ビジネスの成長に合わせて、カスタマイズして拡張し、変わりゆくニーズに対応することができます。

B1は、部門間や主要なコンタクト先とのコミュニケーションを積極的に強化し、プログラムされたレポートやトラッキングによって、データへのアクセスや分析を容易にします。また、プランニングをあらゆるレベルで促進し、利益に関するトラッキングの改善や仕訳記帳を自動化し、照会できるようにします。企業のすべてのデータを単一のプラットフォームに効果的に一元化することで、企業をERP に適応させるのではなく、ERP を効果的に使用することで、全体的な生産性と効率の向上を容易にします。

be one solutionsは、DXにおいて、どのように貴社に最適なERPを提供するのか

まず重要なのは、「何が変わるのか」をきちんと把握し、説明できることです。デジタル化とは、モデルの枠組みを変えることであって、労働者を無力化したり、雇用に対して危機感を生み出すものではありません。デジタル技術は、24時間体制で業務を遂行しなければならない企業を支援するものです。常に発生するデータ入力を、的確に処理するテクノロジーを使用することで、面倒な作業に追われることなく、データを効率的に解釈し、積極的に活用することができるようになります。

SAP Business Oneは優れたERPソリューションであることに間違いはありません。そんな中で、私たちは長年にわたって、いくつかの機能がよく適応されたり、追加されたりすることに気づきました。そこで、私たちは現場の知識と専門性を活かして独自のアドオンを作成し、お客様のニーズにぴったり合ったプロジェクトをご提供できるようにしました。これに関して、具体的に説明をしたいと思います。

  • B1には、品質管理の機能がありません。そこで、当社のLean Manufacturingアドオンは、この機能を追加しました。もちろん、ERPに完全に統合しています。このソリューションの「Shopfloor」機能は、手持ちの携帯端末を通じて各作業に費やされた時間を追跡し、詳細なペーパーレス記録を提供する優れたツールです。
  • B1は基本的な倉庫管理システム(WMS)機能を備えており、手動入力が可能です。弊社の包括的なWMSアドオンソリューションによって、各作業員が携帯端末で箱や商品をスキャンし、B1に直接リンクさせることができます。このアドオンの活用方法としては、例えば、ある商品の賞味期限の入力ミスがあったとします。このようなミスは、費用面だけでなく、会社の評判にも大きな影響を与えてしまいます。B1に直接リンクできるWMSを使うことで、このような人為的ミスの可能性を排除できます。配送など倉庫に関する作業を自動化することに焦点を当てた、効率的なプロセスです。
  • B1は、入力された注文書や請求書の処理を行います。従業員がその入力に費やしている時間を考えてみてください。もし、その時間を1/4に減らし、残りの3/4をより有意義な仕事に振り分けることができるとしたらいかがでしょうか。be one solutionsでは、OCR(光学式文字認識)と文書分析技術を使った自動化ソリューションをご用意しています。これらの技術は、人工知能分野のリーダーである当社の認定パートナーによって支援、提供されており、さらに、私たちの持つグローバルな統合プロジェクトにおける専門知識を生かし、活用されています。

DXには、さまざまな課題があることは確かです。部門全体を、使い慣れたモデルから全く新しいものへと移行させるには、高い適応性と献身、そして決意が必要です。デジタルモデルの積極的な導入は、多くの経営幹部にとってはリスクを伴う行動と見なされがちで、このリスクに対する対応を誤ると、将来ビジネスが停滞してしまう原因になるのです。そんな不安に対して、適切な導入パートナーがいれば、このプロセスで孤独を感じたり、迷いを感じることもありません。

ERPの基本的な機能は、統合と生産性の向上を目的としています。その目的において、SAPのソリューションは、デジタルトランスフォーメーションのトップに位置します。

本社や他の関連子会社がSAP Business Oneを利用していない場合はどうすべきか

SAPが開発した非常に効果的なミドルウェアのおかげで、他のERPとの連携を気にすることなくB1を統合することができます。SAP B1i統合プラットフォームは、B1と他の大規模なソフトウェア(SAP ECC、SAP S/4 HANAなど)とのデータ連携を可能にします。一例をご紹介すると、当社のお客様であるMAN Energy Solutions社は、本社はSAP ECCで稼働し、子会社には B1を導入しています。私たちは、事業体間の業務とマスターデータの整合、標準化、統合を、2層ERP戦略を用いることで実現してきています。それには、ブループリント作成、約50カ国における世界規模のロールアウトや統合プロジェクトを含みます。

別のERPでビジネスを運営している場合でも、SAP B1i の使用によって、B1 と SAP ERP をすぐに統合することができます。設定可能なビジネス統合シナリオ(マスターデータ、インターカンパニー、ビジネスウェアハウス)のフレームワークがも付属しています。すべてのソフトウェアに自動的にデータが入力され、マスターデータの統合と管理を可能とする、モデル駆動型の小規模企業向け統合技術なのです。

私たちは、2層ERPの統合に対する専門知識を生かし、過去10年間に450以上の世界中の拠点においてロールアウトを実施してきました。あらゆる多国籍企業や大企業のDX、そして新しい関連子会社のローカライズを支援するために、適切な専門家チーム、ツール、そして経験を有しています。

結論

現在の経済・金融情勢の中で成功するには、ビジネスを改善するための資源を活用し、投資することが必要です。デジタル技術に投資するということは、従業員に投資することに直接つながります。業務から退屈な作業をなくし、価値の高い、分析を生かした魅力的な作業に置き換えることができるからです。それによって、ビジネスは、戦略と適応性に投資することになると言えます。

SAP Business Oneのロールアウトにおけるマーケットリーダーとして、be one solutionsはあらゆる業界のDXを支えています。グローバル企業の課題に対する知識を生かし、現在のERPに適合するソリューションを見つける、またはビジネスに適応できるERPに移行するお手伝いをいたします。

 

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