常識を覆す2層のERP戦略

常識を覆す2層のERP戦略

リモートワークや分散型のビジネスモデルが普及している現在、ERP(Enterprise Resource Planning、エンタープライズリソースプランニング)は、ビジネスに役立つツールという存在から、もはや必需品とも言えるでしょう。効果的なERP戦略とツールを活用することで、自動化、追跡、およびセントラルデータベースを使用した、組織全体の主要なプロセスを合理化できます。それぞれのビジネスに合わせてカスタマイズすることで、在庫管理、リソース管理、顧客とのコミュニケーションのような複数の部門にまたがるビジネス機能を統一することが可能です。このような利点があるERPですが、企業の中には、2層ERPのグローバルロールアウトに躊躇しているケースもあります。今回のブログ記事ではその理由に迫りたいと思います。

2層ERPは、その名の通りレベルの異なる2つの層のERPを使用します。1層目は、大企業のニーズや規模に対応し、複雑な要求に合わせて高度にカスタマイズされています。一方、2層目は、リソースをあまり必要としない、より標準化されたシステムで、中小規模の関連子会社やパートナー企業の利用に向いています。独立しつつも連携がとれたシステムを実現するのは、大変難しいものですが、be one solutionsではSAPの2層ERPの導入を得意とし、支援、提供を行っています。

ERP の導入をためらう背景には、ERPシステムに対する先入観や、テクノロジーへの依存度が高まることへの抵抗などがあるかもしれません。この記事を通して、経営層などのビジネスリーダーの皆様に目標、成果、メリットをより良くご理解いただき、 ERPに対する誤解や心配事を払拭してもらえればと思います。

ERPへのよくある先入観

ビジネスリーダーとして、仮定に基づいた先入観を持つのは非生産的です。思い込み は、誤解を生み、企業の業務を改善するためのリソース、業務、テクノロジーを活用する機会を妨げてしまう可能性もあります。ここでは当社が10年以上の歴史の中で出会った、お客様がもつERPについてのよくある第一印象をいくつかご紹介します。

誤解1:ERPは大企業向けである

これは、ERPの導入における最も大きな誤解の一つといえます。多くの関連子会社は、自社の規模が中小規模であるためにERPシステムの機能を十分に活用できないと考えています。親会社と比較して、投資に見合うだけの効果を引き出すには、会社の規模が足りないと思うようです。しかしERPの最大の特徴は、その柔軟性にあり、いかなる企業規模にも柔軟に対応できることなのです。

最適なERP プロバイダーを選べば、部門を超えたデータシステムを構築し、全社的なオペレーションや相互作用に関する洞察を得ることができます。SAP Business OneやS/4 HANAなどのERPシステムは、クラウドベースのテクノロジーを使用して、さまざまな場所や部門からのアクセス性を高めることもできます。社内の物理的なインフラに制限されないため、ビジネスの規模に関わらず適応でき、非常に拡張性に優れています。このことからも特に2層ERPモデルは中小規模の関連子会社に最適なソリューションなのです。be one solutionsは、2層ERPにおけるグローバルロールアウトのエキスパートとして、多国籍企業や大企業が、複数の地域、施設、事業に渡ってSAPソリューションを拡張するお手伝いをしています。

誤解2:カスタマイズができない

ビジネスリーダー の中には、ERP製品はカスタマイズのできない製品であると考える人もいます。しかし実際には、ERPシステムのパッケージの種類は非常に豊富です。例えば、当社ではSAP Business Oneをさまざまな業界、地域、企業規模やその構造に合わせてカスタマイズしています。そして、2層ERPモデルは、カスタマイズという点からも良い例としてあげられます。

前述の誤解1で取り上げた、ERPシステムは大企業だけのものだという考えは、このテクノロジーが大規模な多国籍企業と非常に相性が良いということにもつながります。ただその大規模の企業が、本社だけではなく関連子会社に対しても、効果的かつ効率的に連携できるデータシステムを導入したいという際に苦労する場合があります。このような場合こそ2層ERPの出番です。

なぜ2層ERPなのかというと、カスタムされたERPと、より標準化されたデータプロセスの効率性を組み合わせたものだからです。2層ERPは、一方からもう一方へと流れるように設計されています。2層目から収集された情報は、データを処理し、調整し、活用するなど複雑な対応のできる1層目に送られます。このモデルでは、データ管理の能力が最大化され、財務、ガバナンス、販売などのコアビジネス機能の一部を現地に適用できます。具体的な事例として、MAN Energy Solutions社、Velux社、株式会社たけびしの内容をご紹介していますので、ぜひ併せてご確認ください。

前述のようなERPに対する思い違いが生じると、業界や企業において新しい視点を取り入れるのが難しくなってしまうことがあります。be one solutionsはこれを払拭すべく、ERPソリューションの持つカスタマイズの自由度、拡張性、柔軟性をお伝えすることで、その利便性を皆様のビジネスに生かしていただければと考えています。

既成概念にとらわれないbe one solutionsのソリューションとは

be one solutionsは、団結した会社であることを重要視しています。現在までに60ヵ国以上のエリアでERP導入を支援してきましたが、25ヵ国以上の拠点から100%リモートで業務を遂行しているため、我々の資産を社内でうまく共有し、分散型ビジネスモデルを強化する必要がありました。そのため、データの品質を保ちつつ、そのアクセス性と実用性の確保も重要な課題となります。その解決策として、当社は今まで述べてきたことを実践すべく、柔軟でカスタマイズされたERPシステムを構築し、社内でも活用しています。

be one solutionsでは、この経験を生かし、最適なERPソリューションを提供できるように努めています。どんな規模の企業においても、特に在庫に関しては、リアルタイムの情報が有効です。例えば、美容関係の会社を例に挙げてみましょう。美容関連の小売企業の多くは、ビジネスのスピードとコスト効率を最大化するために、オペレーションを分散化しています。製品やアクセサリーを組み立てる子会社では、時に異なるサプライヤーからのアイテムを使用しなければなりません。効率的にビジネスを行うために、数量、品質、出荷場所などのリアルタイムな最新情報を受け取る際、ERPシステムが活用できます。実際、be one solutionsは、美容小売業界の大手企業の関連子会社において、SAP Business Oneを導入して、親会社との出荷、包装、流通の調整を円滑に行えるようにサポートした実績があります。

 

すでに述べた通り、2層ERPグローバルロールアウトは、柔軟性とカスタマイズの両方が可能です。考え抜かれたERPシステムとその拡張性は、あらゆるビジネスの規模に対応します。つまりは、事業の成長にあわせて拡張することもできるのです。データが驚異的な速さで共有、保存、分析される現代社会において、企業がこの拡張性を活用して、プロセスの合理化、効率の向上、意思決定の改善を促進することは理にかなっているといえます。

ERPがどのように企業の成長に役立つのか、また、お客様のビジネスや特定の業界に合わせてどのようにカスタマイズできるのかについて、さらに詳しく知りたい方は、お客様事例をご覧いただくか、当社まで直接お問い合わせください。

Break-all-the-Rules-And-Go-With-A-2-Tier-ERP-Strategy-min-JP
logo
Scroll to Top